ネオプラン編

ネオプランN116/3 シティライナー

元 中央観光バス   西ドイツのゴッドローブ・アウベルター社製「ネオプラン」。1977年に大阪・中央交通が日本初輸入したのは3軸スーパーハイデッカー「シティライナー」。あらゆる意味において、この車が日本の観光バス業界に与えたインパクトは計り知れない。

(右)同じネオプランながら、中央交通では「日本ネオプラン」、中央観光では「C.S.B商事」とそれぞれ独自の輸入ルートを設立。

2000/3/31 UP! (左)中央交通(1977年式)(SIN)

2000/7/19 UP! (右)道南バス サルーン36(1979年式)(HI)

3軸スーパーハイデッカー「シティライナー」。280馬力のベンツOM422型エンジンを搭載。中央交通・日本交通各6台、大阪緑風観光2台、宮城野観光バスが1台導入。

(左)84年に1台導入した高志タクシー。

(右)2台導入した名古屋滋賀交通で、補助席を装備するために下部側面窓を開閉式にした日本独自の仕様。

2000/3/15 UP! (左)高志観光バス(1984年式)(HI)

2000/7/19 UP! (中)都タクシー(HT)

2002/6/16 UP! (右)名古屋滋賀交通(QS)

名古屋滋賀交通から転入した自家用。

後部にパーテーションで仕切られた固定サロンを備える豪華な仕様ながら、格納式補助席を装備。

荷物棚は航空機タイプの大型開閉式を採用。中央部に対面シートとテーブルを装備。

 

ハンドルの「跳ね馬」が勇ましい運転席周り。他の輸入車とは対照的な、直線的なデザインが特徴。

2002/7/18 UP! 自家用(外観・BU)

N116/3型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,760mm/ベンツOM422型(14,620㏄・280ps)/4,800万円

ネオプランN122/3 スカイライナー

ベンツエンジン搭載車

1979年4月、中央交通が初輸入した二階建てバス「スカイライナー」。日本全国で二階建てバスブームを巻き起こした。

(左)第一陣として2台導入した中央交通。乗客定員67人(2階52+1階13)で、1階にサービスカウンター、トイレを装備。

(中)1台導入した宮城野観光バス。乗客定員72人(2階52+1階20)で、サービスカウンターやトイレを装備しない収容力を重視した仕様。

(右)1台導入した仙台バス。乗客定員66人(2階52+1階14)で、1階にサービスカウンター、トイレを装備。

2000/7/19 UP! (左)中央交通(1979年式)(GK)

2004/2/4 UP! (中)宮城野観光バス(1981年式)(BA)

2004/2/4 UP! (右)仙台バス(1981年式)(BA)

(左)82年に2台導入した日の丸自動車興業「ゴールドラッシュ」。乗客定員65人で、1階にソファータイプの固定サロンを装備。

(右)定期路線で初めて二階建てバスを運行するなど、導入に積極的であった常磐交通。

2004/2/4 UP! (左)日の丸自動車興業 ゴールドラッシュ(1982年式)(BA)

2004/2/4 UP! (右)常磐交通  グレートスワン(BA)

 

(左)2台導入した有田鉄道。

(右)1台導入した西日本鉄道。

2000/7/19 UP! (左)有田鉄道(HT)

2000/10/30 UP! (右)西日本鉄道 ビスタコーチ(FT)

N122/3型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM403X型(17,426㏄・352ps)/8,000万円

1989年モデル

元 東京都交通局 1989年モデルでフロントマスクを変更。江戸川区3台、自家用(宝塚チボリ)が2台導入。前者は2000年、輸入元の中央交通に里帰りした。
乗客定員68人(2階52人+1階16人)の車内。荷物棚や天井こそ布地が貼られたものの、シート脇のグリップが路線車だったことを偲ばせる。1階は改造によ りサービスカウンター、トイレ、キッチンを設置。

2003/3/25 UP! 中央交通(1989年式)

除籍車/元 宝塚チボリ 自家用(宝塚チポリ)<エヌアイアイ観光から転入したあずみ野観光バス。

2005/8/7 UP!  あずみ野観光バス(1989年式)(AZ)

N122型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM441LA型(14,621㏄・355ps)

1991年モデル

  1991年モデルでテールランプを変更し、500馬力のベンツOM442LA型エンジンを搭載。中央交通が91年2台、93年4台導入。
  乗客定員66人(2階52人+1階14人)の2階車内。シートはネオプラン純正だが、電装品やシートテーブルなどは国産品を使用。
1階はかつて多くの事業者で見られた固定サロンこそ備えないものの、対面シートやサービスカウンターを設置し、ハイレベルな乗客サービスを実現している。

2003/3/25 UP! 中央交通(1993年式)(外観左・BU)

N122型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM442LA型(14,621㏄・500ps)

1994年モデル

除籍車/元 大阪市交通局   1994年モデルでフロントマスクを変更。中央交通2台、大阪市交通局が1台導入。後者はグレードの高いN122ながら、低出力エンジン+5速ATという都市型仕様。

(左)大阪市交通局から転入したオオキタ。乗客定員68人(2階・52+1階・16)で、都市型仕様ながら高速ツアーバスで活躍。

(右)大阪市交通局<オオキタから転入したアルペン交通。

2008/10/26 UP! (左)オオキタ(1994年式)(BU)

2013/9/9 UP! (右)アルペン交通(1994年式)(BU)

N122型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM441LA型(14,621㏄・340ps)/6,250万円

2002年モデル

    2002年モデルで「ユーロ3」規制適合のベンツOM441LA型エンジンとZF製12速ATを搭載。ジェイアールバス関東3台(乗客定員38人 の高速路線仕様)、03年中央交通が3台導入。

2003/12/21 UP! ジェイアールバス関東(2002年式)(BU)

2006年モデル

  2006年モデルでフロントマスクを変更。さやま交通2台、ニュープリンス観光バスが1台導入。いずれも独立3列シートを装備した「都市間ツアーバス」仕様。

2006/9/15 UP! (左)ニュープリンス観光バス(2006年式)(BU)

2006/9/15 UP! (右)さやま交通(2006年式)(BU)

N122型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM441LA型(14,621㏄・503ps)

日産ディーゼルエンジン搭載車

除籍車/元 かがやき 1982年に日本ネオプランは日産ディーゼル販売と提携を結び、全国のディーラー網で整備可能となったほか、83年から日産ディーゼルRD10型エンジンを搭載した仕様がカタログモデルとして加わった。

2010/3/2 UP! (左)アドベンチャーワールド(BU)

2002/4/3 UP! (右)婆娑羅 キングオブジパング(BU)

ベンツエンジン搭載・バウルC.S.B仕様

1983年、中央観光バスが設立した商社「C.S.B商事」とヨーロッパ最大の観光バス会社「バウルインターナショナル」が提携を結び、ネオプランをはじめとする輸入バス販売 を展開した。

(左)1台導入した越後交通。

(中)2台導入した下津井電鉄。

2002/6/16 UP! (左)越後交通(1983年式)(QS)

2001/3/15 UP! (中)下津井電鉄(1982年式)(HI)

2002/6/16 UP! (右)自家用(1982年式)(BU)

N122/3型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM403X型(17,426㏄・352ps)/6,600万円

ネオプランN122/3 スカイライナー(ラウンジ仕様)

1991年モデル

除籍車 1991年に初輸入したスカイライナーの日本向け特別仕様で、中央交通4台、92年同社1台、91年日産観光が1台導入。1階レイアウトの違いにより、乗客定員57人(2階42人+1階15人)と同56人(2階42人+1階14人)の2種類ある。
スカイライナーとの相違点は2階後部の段下げで、余裕のある室内高によって回転シートなど自由なシートアレンジが可能となった。

2010/10/16 UP! 日産観光 ブルドッグキングEX62(1991年式)(BU)

2010/10/16 UP! 二葉観光運輸車内(1991年式)(BU)

1994年モデル

    1994年モデルでフロントマスクを変更。日の丸自動車興業が4台導入。

2003/1/6 UP! 日の丸自動車興業 アメリカンドリーム(1994年式)(BU)

ネオプランN122/3 ガラスライナー

除籍車/元 榛南タクシー>宮城野観光バス   1994年に初輸入した「ガラスライナー」。スカイライナーラウンジタイプをベースに、サイドパネルを透明樹脂張りとした特別仕様で、宮城野観光バスと中央交通 が各1台導入。

宮城野観光バス<榛南タクシーから転入した亜細亜交通。インバウンドが主力の同社で2階後部固定サロンを前向きシートへ、1階をトランクルームへ改造。

2007/5/2 UP!  亜細亜交通 カイザー(N122/3/1994年式)(BU)

除籍車/元 中央交通 元 榛南タクシー>中央交通 (左)2001年に中央交通から転入した榛南タクシー。乗客定員56人(2階42人+1階14人)で、2階後部2列回転シート、1階に対面シート、サービスカウンター、キッチン、トイレを装備。

(右)中央交通<榛南タクシーから転入したオオキタ。都市間ツアーバスで運用されたため、特徴的な透明のサイドパネルは埋められた。フロントマスクは2006年モデルの丸6灯に変更されている。

2003/4/28 UP! (左)榛南タクシー(1994年式)(BU)

2010/6/15 UP! (右)オオキタ(1994年式)(BU)

オープントップバス

元 亜細亜交通>榛南観光>宮城野観光バス

日の丸自動車興業が運行中の2階建てオープンバス「スカイバスTOKYO」用として、国内で活躍していたスカイライナー、ラウンジクラス、ガラスライナーがドイツへ送られ、次々と改造されている。

2015/2/15 UP! 日の丸自動車興業 スカイバスTOKYO(BU)

ネオプランN326/3 スカイライナー

元 宮城野観光 廉価版として平面ガラスを採用したN326。初期型の側窓は上部開閉式となっている。

(右)宮城野観光バスから転入した栄光ドルフィン。乗客定員70人(2階・52+1階・18)。

2001/8/20 UP! (左)宮城野観光バス ビーナス(BA)

2007/5/2 UP! (右)栄光ドルフィン(1982年式)(BU)

   

2004/2/4 UP! (左)台東区 (1981年式)(BA)

1999/11/21 UP! (右)琴平バス プレジデント(HI)

N326/3型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM403X型(17,426㏄・352ps)/7,000万円

ネオプランN326/3J スカイライナー

ベンツエンジン搭載車

豪華さを求める日本向けとして、ピラーレス平面固定ガラスを採用し、見映えが大幅に向上したN326J。メカニズムはN122と共通。

(左)滋賀交通2台、名古屋滋賀交通は1台導入。

(右) 富山地方電鉄、富山地鉄観光バスは各1台導入。「1003」「1004」の連番登録で、同一仕様。

2001/5/16 UP! (左)滋賀交通(1982年式)(左・HT)

2000/7/19 UP! (右)富山地方鉄道(GK)

(左)6台導入した日本交通。乗客定員66人(2階52人+1階14人)で 、1階に対面シート、サービスカウンター、キッチン、トイレを装備。

(右)帝産観光バスは東京2台、京都・大阪・神戸に各1台導入。

2004/2/4 UP! (左)日本交通 スカイクルーザー(左・HI/右・MR)

2004/2/4 UP! (右)帝産観光バス アローライナー(BA)

除籍車

除籍車/元 自家用>帝産観光バス

(左)帝産観光バス<自家用から転入した婆娑羅。カラーリングもほぼそのままに、西日本観光バスへ移籍。

2002/10/1 UP! (左)婆娑羅(BU)

2003/12/7 UP! (右)西日本観光バス(BU)

2004/2/4 UP! (右)琉球バス ビーチライナー(FU)

1988年モデル

元 東京都交通局  

(左)1982年、日本で初めて二階建てバスを定期運行した上野~浅草線の増車として88年に1台(ひまわり号)、代替として92年に2台(あさがお号・さくら号)導入。乗客定員68人(2階52人+1階16人)の路線仕様。

(右)同路線を引退した3台は日の丸自動車興業が一括購入し、2台が貸切として、画像の1台がお台場無料循環バス「ベイシャトル」増発として活躍。

2001/6/26 UP! (左)台東区(東京都交通局) あさがお号(1992年式)(BA)

2001/12/28 UP! (右)日の丸リムジン ベイシャトル(1992年式)(BU)

N326型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM401LA型(9,572㏄・313ps)

1994年モデル

1994年モデルでフロントマスクを変更。台東区が1台導入。上野~浅草線の代替(ほおづき号)で、同路線は利用者の低迷と車両の老朽化により2001年をもって廃止された。

2001/6/26 UP! 台東区(東京都交通局) ほおづき号(1994年式)(外観・BA)

元 東京都交通局  

日の丸自動車興業「パノラマウェスト」としてお色直しされた姿。シートがリクライニングしない路線仕様そのままのため、空港と観光名所・ホテルを結ぶ航空会社の契約車として活躍。

2001/12/28 UP! 日の丸自動車興業 パノラマウェスト(1994年式)

オープントップバス

2004年9月から東京都心で運行開始した2階建てオープンバス「スカイバスTOKYO」用として、ドイツで1992年式・2台を改造。乗客定員は変わらないものの、本革ローバックシートの採用など徹底的にリニューアルされている。

2012/8/17 UP! 日の丸自動車興業 スカイバスTOKYO(BU)

日産ディーゼルエンジン搭載車

元 加越能鉄道 元 加越能鉄道 元 加越能鉄道 美しく更新され、四国で活躍したN326。8スタッドホイールから推測されるように、日産ディーゼルエンジン搭載車。
 

2階車内。航空機タイプの荷物棚、サンルーフが特徴。

1階車内。運転席側は回転シートを装備。前輪タイヤハウス上にオーディオや対面シートを設け、スペースを活用。日産ディーゼルエンジン搭載車の識別点として、シフトレバーが異なる。

2002/4/16 UP! ミタカ観光(BU)

除籍車/元 中央交通 除籍車   高い収容力と低い中古車両価格を活かし、「価格がすべて」だった黎明期の高速ツアーバスで最後の活躍をした。

2003/12/7 UP! (左)さやま交通(BU)

2002/10/1 UP! (右)婆娑羅(BU)

ネオプランN138/4 ジャンボクルーザー

  バウルC.S.B商事が輸入 した、日本で唯一の二階建て連接バス。全高を3.8メーターに抑えた日本仕様だったが、営業ナンバーを取得できず、公道で営業運転されることはなかった。

1999/11/9 UP! 姫路セントラルパーク・美祢サーキット(FU)

N138/4型 全長18,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM403X型(17,426㏄・450ps)/15,000万円

ネオプランN122/2-9 スカイライナー

1984年に初輸入した「スカイライナー」。日本向けに開発された、大型幅全長9メータークラスの二階建てバス。中央交通4台、北部観光バス ・北都観光バス各2台、日の丸自動車興業・宮城野観光バス・高志タクシー・稲荷交通・糸島観光バスが各1台導入。中でも北都交通バスの1台「1776」番は日産ディーゼルエンジンを搭載し、フロントオーバーハングがベンツエンジン搭載車に比べ短い。

2003/12/7 UP! (左)婆娑羅 クィーンオブジパング(BU)

2000/4/2 UP! (右)エクシードタクシー(HI)

元 高志観光

(左)中央交通<エクシードタクシーから転入した泉州だんじり観光バス。ネオプラン純正の樹脂製ホイールキャップを装着。

(右)高志観光から転入したエクシードタクシー。乗客定員26人(2階18+1階8)で、2階に独立3列シート、1階に固定サロン、トイレ、キッチンを装備。

2003/3/18 UP! (左)泉州だんじり観光バス(BU)

2000/1/19 UP! (右)エクシードタクシー(1985年式)(BU)

元 稲荷交通 除籍車/元 北都観光バス 元 エクシード観光 フロントワイパーにカバーが追加されたモデル。12メーター車と同じ迫力のある顔つきになった。

(左)北都観光バスから転入したエクシードタクシー。

(中)稲荷交通から転入したエクシードタクシー。

2000/4/2 UP! (左)エクシードタクシー (SIN)

2006/7/10 UP! (中)エクシードタクシー (SIN)


2006/8/22 UP! (右)石川産業(BU)

N122-9型 全長9,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/ベンツOM422型(14,820㏄・280ps)

1986年モデル

除籍車/元 ふじばす 1986年モデルでフロントマスクを変更。ふじばす・吉鴻バス・西日本ハイウェイ・かふり観光が各1台導入。

(右)ふじばす<アリーナから転入した西富士観光バス。乗客定員29人で二階後部に固定サロンを装備。

2001/6/26 UP! (左)吉鴻バス

2004/10/20 UP! (中)アリーナ スカイラインズクルーズ(1986年式)(BU)


2011/6/5 UP! (右)西富士ハイランドバス(1986年式)(BU)

ふじばす にかいだて42の車内。当初は乗客定員29人で導入したものの、二階建てならではの収容力を活かした42人(2階・34人、1階8人)に改装した。
1階は固定サロンから、中央部にテーブルを備えた対面シートに改装。運転席後ろのタイヤハウス上にはオーディオコンソールを、車内中央部にはトイレ・キッチンを設置。

2003/7/16 UP! ふじばす にかいだて42(N122/2-9/1986年式)

1993年モデル

1993年モデルでフロントマスクを変更。ふじばす・二葉観光運輸が各1台導入。座席は2階のみにあるものの、1階にも窓が付いていることから、スペースライナーかスカイライナーか判断に迷うところだが、型式上はスカイライナーとのこと。

ふじばす ダブルデッカーの車内。大型幅全長9メータークラスでは唯一のアンダーフロアコックピットで乗客定員は28名。

同社パンフレットによると一階部分はじゅうたん敷にしているが、車内からの相互通路が無いことから、客席としてはほとんど使われていないと思われる。近代的なラウンドタイプのインパネをもつ運転席周り。中央部は仮眠室となっている。

2003/7/16 UP! ふじばす ダブルデッカー(N122/2-9/1993年式)

ネオプランN940 エプロンバス

  1983年に初輸入したノンステップバス「エプロンバス」。アルファサッポロが2台導入。左ハンドルで、日産ディーゼルエンジンを右フロントオーバーハングに搭載し、前輪駆動というのもユニーク。公道外走行車両で定員120名のため、「日本一大きなバス」として子供向けの絵本で多々紹介された。

2012/12/25 UP! トマムアルファリゾート(1983年式)(BU)

N940型 全長13,420mm/全幅3,750mm/全高2,800mm/日産ディーゼルPE5型(230ps)/5,000万円

ネオプランN912 サンライナー

  ノンステップバス「サンライナー」。本来の使い道である国内の空港ランプバスのほか、中央交通ではバリアフリー観光バスとして活躍。

2012/12/25 UP! 自家用(BU)

N912型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高2,800mm/日産ディーゼルPE5型(230ps)

ネオプランN117/3 スペースライナー

    1979年にドイツで登場し、翌年日本へ輸入した3軸アンダーフロアコックピット「スペースライナー」。乗客定員58人(2階52+1階6)でトイレ、キッチンを装備。当時の日本の法規では二階建てバスに分類されたため2階は前向きシートしか設置できず、1階に麻雀卓を囲んだサロン仕様とした。

1999/11/21 UP! 有田鉄道(HI)

N117/3型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,750mm/ベンツOM403X型(17,426㏄・352ps)

ネオプランN117/2  スペースライナー

ベンツエンジン搭載車

除籍車/元 焼津自動車

(左)85年から3台導入した乗客定員50人(正席50)の焼津観光。

(中)93年に焼津観光から転入した稲荷交通「エクステリア50」。

(右)焼津観光から転入した城南交通「ジェイバード」。

2001/6/26 UP! (左)焼津観光(1985年式)(HT)

2000/11/17 UP! (中)稲荷交通 エクステリア50(1985年式)(BU)

2010/8/5 UP! (右)城南交通 ジェイバード(1985年式)(BU)

元 西部観光

除籍車/元 NEK交通>西部観光

(左)西部観光から転入したNEK交通。乗務員用仮眠室を床下中央に設置しているため、非常扉は右側面ではなく後面に設置。乗客定員44人(正席44)で、中扉、中央部対面シート・サービスカウンター・床下トイレ、後部2列回転シートを装備。

(中)西部観光<NEK交通から転入した婆娑羅「ユーロスターイタリア」。


(右)西部観光から転入した二葉観光運輸「ハイウェイヒーロー」。

2000/7/19 UP! (左)NEK交通(1988年式)(BU)

2002/10/1 UP! (中)婆娑羅 ユーロスターフランス(1988年式)(BU)

2004/10/17 UP!! (右)二葉観光運輸 ハイウェイヒーロー(1988年式)(BU)

除籍車

前・中扉の位置など、輸入時期やユーザーの希望する仕様によって様々なバリエーションが見られた。

2004/4/26 UP! (左)都タクシー(HT)

2004/4/26 UP! (中)アリーナ ロイヤルクルーズ(BU)

2004/10/17 UP!! (右)二葉観光運輸 ハイウェイヒーロー(1988年式)(BU)

中扉が2箇所ある特別注文車。

2013/1/21 UP! 自家用(BU)

(左)サブエンジン式エアコン、後部展望窓、ベンツエンジンの珍しい仕様。

2013/1/21 UP! (左)自家用(BU)

2013/1/21 UP! (右)自家用(BU)

除籍車/元 名古屋滋賀交通   89年に導入した名古屋滋賀交通。乗降口を前扉のみとし、収容力を重視した仕様。

2001/5/16 UP! (左)名古屋滋賀交通(1989年式)(BU)

2002/10/1 UP! (右)西日本観光バス(1989年式)(BU)

名古屋滋賀交通から転入した西日本観光バスの車内。当時のネオプランはサービス機器に国産汎用品を多用。後部を段上げ、2列回転シートとしている。
前方の乗降口付近には特大サービスボックスを、中央部階段には非常口と床下トイレを装備。運転席側には乗務員専用ドアを設置。

2002/10/1 UP! 西日本観光バス(1989年式)

1990年モデル

元 中央交通

除籍車/元 道南バス

1990年モデルでテールランプを縦型に変更。

(左)中央交通から転入した乗客定員48人(正席48)の亜細亜交通。後部1列回転シート、中央部床下トイレを装備。

(右)道南バスから転入した乗客定員49人(正席49)の浦和中央交通。

2000/7/19 UP! (左)亜細亜交通(BU)

2002/4/16 UP! (右)浦和中央交通(1991年式)(BU)

(左)後部展望窓では最終期の仕様。やはり車体更新時にリアウィンドーを埋めている。

(右)93年に1台導入した稲荷交通「メモリアル43」。550馬力のベンツ製ツインターボエンジンとZF製8速MTを搭載。乗客定員44人(正席44)で、中扉、中央部床下トイレ、後部2列回転シートを装備。

2007/10/22 UP! (左)ダイトー観光バス(1993年式)(BU)

2006/9/15 UP! (右)稲荷交通 メモリアル43(1993年式)(BU)

1993年モデル

1993年モデルでフロントマスクを変更。

3台導入した大阪コンビナートバス「ランドジェット」。乗客定員47人(13列・正席47)で、中扉、中央部床下トイレ、後部2列回転シートを装備。

2003/7/16 UP! 大阪コンビナートバス ランドジェット(1993年式)(BU)

96年に1台導入した二葉観光運輸「ハイウェイヒーロー」。同車が最後の輸入になったと思われる。乗客定員46人(正席46) で、中扉、斜降式リフト、中央部床下トイレ・キッチン、後部2列回転シートを装備。

2010/11/13 UP! 二葉観光運輸 ハイウェイヒーロー(1996年式)(BU)

オープントップバス

(左)87年に9台導入した日の丸自動車興業「コンコルド」。乗客定員35人で、日本で初めてバスに搭載したカーナビをはじめ、サービスカウンター、中央部対面シート、後部固定サロンシートなど贅を尽くした仕様。

(右)「コンコルド」はドイツで可動幌つきオープントップバスに改造し、乗客定員48人となった。

2000/7/31 UP! (左)日の丸自動車興業 コンコルド(1987年式)(BU)

2013/3/26 UP! (右)日の丸自動車興業 スカイバス(1987年式)(BU)

N117型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,670mm/ベンツOM422A型(14,610㏄・330ps)・ベンツOM442LA型(14,618㏄・503ps)

ベンツエンジン搭載・中扉乗降仕様

除籍車/元 和歌山ロイヤル観光>紀和交通 除籍車/元 和歌山ロイヤル観光>紀和交通 元 紀和交通 87年に2台、88年に2台、89年に3台導入した紀和交通「ファイブスター」。同社から転入した乗客定員40人(正席40)の婆娑羅観光バス「ユーロウェイブフランス」・ロイヤル観光「ブリリアント」。

2003/3/25 UP! (左)婆娑羅観光バス ユーロウェイブフランス(1989年式)(BU)

2000/7/19 UP! (右)ロイヤル観光 ブリリアント (1989年式)(HT)

乗客定員40人の車内。ゴールドキング製「ナイアガラ」シャンデリア、中央部サービスカウンター、木製のパーテーションなど、日本人好みの豪華さを取り入れている。

2003/3/25 UP! 紀和交通 ファイブスター(1989年式)(SSS)

元 中央交通>日産観光   日産観光<中央交通から転入した乗客定員46人(正席46)の名古屋国際観光バス。新形状の10スタッドホイールとプライバシーガラス、後期縦型テールランプの装備により精悍な仕上がり。

2011/3/7 UP! 名古屋国際観光バス(N117/2/1990年式)(BU)

バウルC.S.B仕様

86年、中央観光バスが25台導入したバウルC.S.B商事扱いの「スペースライナー」。中扉乗降仕様で、識別点は屋根上にエアコンユニットがなく、リアパネルに欧州仕様のナンバー台座が残されている。

2010/3/15 UP! 阪和交通(1986年式)(BU)

2010/3/15 UP! 日の丸レンタカー(1986年式)(BU)

N117型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,670mm/ベンツOM422A型(14,610㏄・330ps)

「バーニングブラッド レースチーム」所有のネオプランスペースライナー。ベースは「アート引越しセンター ドリームサロン・ナイス21」として輸入した個体で、後部はラゲッジスペースとなっている。

2013/1/4 UP! 自家用(N117/2)(BU)

日産ディーゼルエンジン搭載・前扉乗降仕様

元 加越能鉄道 元 加越能鉄道  

加越能鉄道から転入した自家用。乗客定員46人(正席46)で中央部にトイレ、キッチンを装備。

2003/3/18 UP! 自家用(BU)

N117/2型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,750mm/日産ディーゼルRD10型(350ps)

1985年モデル

元 中央交通

リアに「ジェットライナー」のフロントガラスを使用し、360度回転シートとの組み合わせによって抜群の展望を誇った日本ネオプラン独自の「後部展望窓仕様」。

2003/3/18 UP! (左)ジョイフル観光(BU)

2003/3/18 UP! (右)トラネコバスファミリー(BU)

元 中央交通  

1985年モデルでフロントマスクを変更。

(右)中央交通から転入したNEK交通。 長年同社で活躍しており、今や貴重な後部展望窓、富士重工製サブエンジン式エアコンのオリジナルスタイルを維持。

2000/7/19 UP! (左)丸元観光(HT)

2009/8/12 UP! (右)NEK交通(BU)

 

中央交通から転入した大阪コンビナートバス「ランドジェット」。乗客定員47人(13列・正席47)で、中扉、中央部床下トイレ、後部2列回転シートを装備。日本ネオプランによる車体更新時に、エアコンを富士重工製サブエンジン式→デンソー製 屋根上直結式へ交換、後部展望窓埋めが行われた。

2002/4/16 UP! 大阪コンビナートバス ランドジェット(BU)

元 中央交通  

中央交通から転入した名古屋国際観光バス。乗客定員41人(正席41)で、中扉に車椅子乗降リフトを装備。

2011/3/7 UP! 名古屋国際観光バス(N117/2/1987年式)(BU)

N117型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,670mm/日産ディーゼルRE8型

ネオプランN116/2 シティライナー

ベンツエンジン搭載車

元 日本交通 2軸スーパーハイデッカー「シティライナー」。280馬力のベンツOM422型エンジンを搭載。日本交通5台、中央交通3台、兵庫日交 が2台導入。

(右)日本交通から転入した新善自動車工業。初期型は低運転席が特徴。乗客定員43人(11列・正席43)で、中央部対面サロンシート ・床下トイレ、中扉、後部パノラマウィンドウを装備。

2000/3/15 UP! (左)日本交通 ワイドクルーザー(HI)

2001/8/20 UP! (右)新善自動車工業(BU)

1984年モデル

 

84年から7台導入した宮城野観光バス。

2010/3/2 UP! 自家用(N117/2/1984年式)(BU)

除籍車/元 宮城野観光バス 除籍車/元 宮城野観光バス  

同社から転入した婆娑羅で、乗客定員45人(11列・正席45)。

2002/10/1 UP! (左)婆娑羅 ユーロウェイブジャーマニー(1984年式)(BU)

2002/10/1 UP! (右)婆娑羅 ユーロウェイブハンガリー(1984年式)(NA)

N116/2型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,760mm/ベンツOM422型(14,620㏄・280ps)

1987年モデル

1987年モデルでフロントマスクを変更。

(左)紀和交通<総和交通<朝田タクシーから転入した土江産業。中扉・トイレ装備のサロン仕様。

(右)88年に9台導入した道南バス。乗客定員45人の都市間路線車で、中央部床下トイレを装備。

2010/11/13 UP! (左)土江産業(BU)

2001/12/18 UP! (右)道南バス ゆうとぴあライン(1988年式)(BU)

N116型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,760mm/ベンツOM422A型(14,610㏄・330ps)

1994年モデル

   

1994年モデルでフロントマスクを変更。550馬力のベンツ製ツインターボエンジンとZF製8速MTを搭載。稲荷交通が1台導入。乗客定員43人(正席43)で、中扉、斜降式リフト、中央部床下トイレ・キッチン、後部2列回転シートを装備。

2010/5/22 UP! 稲荷交通 メモリアル43-II(1994年式)(BU)

日産ディーゼルエンジン搭載車

  中央交通から転入した婆娑羅「ユーロスター・ベルギー」。日本ネオプランによる車体更新時に、エアコンを富士重工製サブエンジン式→デンソー製屋根上直結式へ交換、後部展望窓埋めが行われた。

2003/3/25 UP! 婆娑羅 ユーロスター・ベルギー(右・BU)

N116型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,760mm/日デRE8型(315ps)

ネオプランN112/2-9 シティライナー

1987年に初輸入された大型幅全長9メーターのスーパーハイデッカー「シティライナー」。中央交通5台、ふじばす2台、稲荷交通が1台導入。

2010/3/2 UP! (左)泉州だんじり観光バス(BU)

2003/3/18 UP! (右)稲荷交通 グリーンライナー(1988年式)

除籍車/元 大楽観光  

大楽観光から転入したあずみ野観光。

  このクラスの定番である乗客定員28人を確保しつつ、中央部キッチンやトイレを装備。

2005/3/8 UP!  あずみ野観光バス(KJ)

1996年モデル

1996年モデルでフロントマスクを変更。中央交通2台、榛南タクシー・二葉観光運輸・カヨー中央観光 が各1台導入。

デイライトと路肩灯は時流に倣いLEDを採用したものの、シャンデリアは昔ながらの電球が用いられている。ネオプラン伝統の足踏み式リターダーを装備する運転席。

乗客定員28人(正席28)の車内。中扉、中央部床下トイレ、後部2列回転シートを装備。ナイアガラ、長方形シャンデリアのほか、スポットライトには新車導入した榛南タクシーの社紋が入っている。

2013/1/14 UP!  総和観光

ネオプランN316 メトロライナー

除籍車   1986年に初輸入したハイデッカー「メトロライナー」。中央交通1台のみの導入で、新善自動車工業から同社へ転入した。乗客定員49人 (正席49)。

2007/10/22 UP! 東部観光(N316/2/1986年式)(BU)

ネオプランN216H ジェットライナー

元 中央交通   1989年に初輸入したハイデッカー「ジェットライナー」。中央交通が5台導入。

2007/5/2 UP! さやま交通(1989年式)(BU)

乗客定員49人(正席49)の車内。ハイデッカーながら中央部床下トイレを設置。
乗客サービス機器のレイアウトも、実にユニーク。超大型ガラスと開放感溢れる運転席周りによって、抜群の安全視界を誇る。

2003/3/25 UP! 中央交通(1989年式)

ネオプランN212 ジェットライナー

    日本への輸入はこの一台と思われる、大型幅全長9メーター「ジェットライナー」初期型。同クラスでは唯一、中央部にトイレとキッチンを装備。

2001/3/15 UP! 中央交通(HT)

N212型 全長9,000mm/全幅2,500mm/全高3,240mm/ベンツOM421型(10,964㏄・216ps)

全長9メーターでは極めて珍しい前中扉仕様。日本の法規に合わせた非常口の確保とはいえ、ユニークなレイアウト。

2010/11/13 UP! (左)東陽運輸(BU)

2000/7/31 UP!  (右)カンコー観光(HT)

ネオプランN316SHD トランスライナー(1993-1998)

1993年に初輸入したスーパーハイデッカー「トランスライナー」。中央部床下トイレ・中扉を装着しつつも 乗客定員49人(補助席なし・13列シート)を確保可能など、機能的なレイアウトによって90年代中半~後半にかけてまとまった数を販売。

2009/10/19 UP! (左)和気観光(BU)

1999/10/21 UP! (右)土江産業(HI)

除籍車 除籍車 (左)乗客定員47人(13列・正席47・中央部リフト装備)を2台、乗客定員45人(12列・正席45・後部回転シート装備)を2台導入した日産観光。中央部床下トイレを装備。

(右)96・98年に計15台導入した日の丸自動車興業「サンディエゴ」。アメリカ西海岸をイメージしたカラーリングや、中扉・エスカレーター・トイレを装備しているのにもかかわらず、乗客定員49人を確保するなど、意欲的な仕様。

2010/10/16 UP! (左)日産観光 ブルドックオースティン(1995年式)(BU)

2002/8/19 UP! (右)日の丸自動車興業 サンディエゴ(1996年式)(BU)

除籍車/元 協同観光バス

98年に1台導入した協同観光バス。同社関係者の方から写真とコメントをお送りいただいた。「これは、製造元のネオプラン本社(ドイツシュツットガルト)近郊で撮影した貴重な写真です。当社のネオプランが日本輸入400台目にあたるとのことで、記念式典に招待された際に、撮影してもらいました。」

(右)協同観光バスから転入した乗客定員53人(12列・正席45+補助席8)のトランスライナーで、中扉、中央部床下トイレ・リフト、後部2列回転シートを装備。

1999/12/16 UP! (左)協同観光バス(1998年式)(ST)

2010/9/24 UP! (右)浦和中央交通(1998年式)(BU)

除籍車/元 中央交通 元 宇都宮観光バス>浦和中央交通>中央交通 (左)中央交通から転入した乗客定員45人(13列・正席45)のトランスライナー。

(右)中央交通<浦和中央交通<宇都宮観光バスから転入した巨峰ライン。都市間ツアーバスで活躍した。

2005/7/4 UP! (左)浦和中央交通(1996年式)(BU)

2010/8/19 UP! (右)巨峰ライン(1996年式)(BU)

乗客定員49人の車内。荷物棚や天井にもシート地を同じ布地を貼るなど、国産車では見られないセンス。

2003/3/25 UP! 中央交通(1996年式)

N316型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,680mm/ベンツOM402LA型(12,763㏄・381ps)

ネオプランN316SHD トランスライナー(並行輸入車)

MANエンジン搭載車

  2005年、日の丸自動車興業が2台導入した左ハンドルの「トランスライナー」。いずれもMANエンジンでMT車。これらの並行輸入車は中古バスマーケットが確立されているヨーロッパの上質車を、ドアやハンドル位置を変更することなく、国内保安基準にあわせた最低限の改造で運行している。

2006/9/15 UP! (左)日の丸自動車興業 サンディエゴ(TS)

2007/10/22 UP! (右)大東観光バス サンディエゴ(BU)

ネオプランN4011

  一般的なシティサイズのノンステップバスでも、日本でいち早く市販されたのはネオプランだった。当初は大きな話題にな ったが、その後国産車の相次ぐ登場によって、導入ユーザーはごく限られている。

路線用としては同社が保有するただ2台のみ。各部の仕様など、先行輸入された中央交通納入車とは異なっている。

2002/4/16 UP! 九州産業交通(1998年式)(SIN)

N4011型 全長10,170mm/全幅2,500mm/全高2,980mm/ベンツOM366LA型(240ps)

ネオプランN3316SHD ユーロライナー(2000-)

除籍車

「トランスライナー」の後継モデルとして1998年にドイツ本国でデビューしたスーパーハイデッカー「ユーロライナー」。初輸入は2000年で、中央交通5台、日産観光 が2台導入。

(右)01年に1台導入した稲荷交通。乗客定員49人(正席49)で、中扉、中央部床下トイレを装備。

2007/10/22 UP! 日産観光(2000年式)(BU)

2002/4/16 UP! (左)稲荷交通(2001年式)(BU)

04年にアリーナ・さやま交通・ローレル観光バスが各2台づつ導入。

2007/5/2 UP!  (左)さやま交通(N3316SHD/2004年式)(BU)

2005/3/8 UP! (右)アリーナ(N3316SHD/2004年式)(BU)

ネオプランN3316SHD ユーロライナー(並行輸入車)

ベンツエンジン搭載車

2005年、日の丸自動車興業が2台導入した左ハンドルの「ユーロライナー」。ベンツとMANエンジン搭載車が各1台で、いずれもMT車。06年に2台とも日の丸グループ入りした大東観光バスへ移籍。

2007/2/26 UP! 大東観光バス サンディエゴ(TS)

MANエンジン搭載車

  外観上の違いは「スリーポインテッドスター」が付かないことぐらいだろうか。

2007/2/26 UP! 大東観光バス サンディエゴ(TS)

ネオプランN516SHD スターライナー(2002)

1996年にドイツでの衝撃的なデビュー以来、国内上陸が噂されていたスターライナーがついにベールを脱いだ。2002年、メガライナーとともにネオプラン旋風を巻き起こした立役者といえよう。マン傘下となったネオプランでは今後数を減らしそうなベンツエンジンを搭載、現地の12メーター車では2軸が主流であるにもかかわらず3軸での輸入など、全幅以外にも数々の「日本向け特別仕様」が伺える。

2003/3/25 UP! (左)さやま交通(2002年式)(BU)

2008/7/20 UP! (右)ニュープリンス観光バス(N516SHD/2002年式)(BU)

  国内には同仕様で10台輸入し、事業者別の仕様は日本ネオプランによって行われた。さやま交通・ニュープリンス観光バス2台、城南交通・杉崎観光バス1台導入。

2007/12/4 UP! 城南交通(2002年式)(BU)

杉崎観光バスから系列の杉崎運輸へ移籍したスターライナー。モータースポーツの移動パドックとして、前方に独立シート、後方に固定サロンへ改装。

2002/9/24 UP! (左)杉崎観光バス(2002年式)(BU)

2013/1/21 UP! (右)自家用(BU)

3台導入したふじばす。
ふじばすの車内。全席前向きシートによる乗客定員49人ながら、外観のインパクトをそのまま車内に持ち込んだような卓越したデザインが魅力的。中央部には薄型液晶モニター、中扉、床下トイレ、キッチンが機能的に配置されている。
前部のデザイン力は、さすがにヨーロッパの最新鋭と感心させられる。ちなみにテレビモニター脇の黒い表示部は、左からWC(トイレ使用中)・NEOPLAN・Starlinerと入れられてい る。
  インパネやステアリングにウッドが入れられ、出来の良いシートと相まってドライバーのプライドを昂ぶらせ る。ミッションは輸入車特有の多段ギアではなく、一般的な6速。

2014/9/30 UP! ふじばす(2002年式)(外観・BU)

N516型 全長12,000mm/全幅2,500mm/全高3,790mm/ベンツOM402LA型(12,763㏄・381ps)

ネオプランN516SHD スターライナー(並行輸入車)

ベンツエンジン搭載車

ドイツ本国へ逆輸出してN326をオープンバスへ改造、N117をユーロ規制最新エンジンへ換装(コンコルド→サンディエゴ)など、独自のアプローチを行ってきた日の丸自動車興業。2005年、国内初の「左ハンドルのスターライナー」を3台、翌年1台導入。グラデーションカラーの「ヴェガス」1・4号車は乗客定員38人。ベンツエンジンでAT車。

2013/3/26 UP! 日の丸自動車興業 ヴェガス(BU)

MANエンジン搭載車

  シルバーの「ヴェガス」2・3号車は乗客定員40人。MANエンジンでAT車。「スターライナー」の本国仕様は国内基準外の幅2.55メーター、後輪軸重11.5tだが、フェンダーの変更と定員減で対処している。

2013/3/26 UP! 日の丸自動車興業 ヴェガス(左・BU/右・TS)

ネオプランN128/4 メガライナー

2000年春頃から噂となっていた国内初登場の全長15メーター二階建てバス「メガライナー」が同年秋に一般公開され、02年12月から東京~つくば線専用車として営業車デビューを果たした。当路線は高速が主体なものの、帰路では混雑の激しい都心の一般道をこの巨体が快走する。
車内は昼行路線用のため、4列シートが並ぶスタンダードな仕様。乗客定員は1階にトイレを装備しているにもかかわらず、大型バス約2台分にあたる84人を実現。2階後部はスロープにより段下げされ、圧迫感を和らげている。
1階は広大なフロントオーバーハングやホイールベースを活かして、余裕のある乗降口や車椅子スペースの設置などゆったりとした造りを実現。

2003/1/6 UP! JRバス関東(2000年式)

N128/4型 全長15,000mm/全幅2,500mm/全高3,800mm/8,000万円

ネオプランN3016

2000年、日の丸自動車興業が3台導入したノンステップバス。東京の新名所として注目を集めるお台場で、無料のパークアンドライドバスとして運行中。

大型固定窓と全高の大きさによる開放感の高い車内、ワイドドアによる乗降性の良さなど本場のノンステップバスならではの魅力が満載。

2002/4/16 UP! 日の丸リムジン ベイシャトル(2000年式)

ネオプランN4421 セントロライナー

 

2005年、神奈川中央交通が4台導入したノンステップ連接バス「セントロライナー」。乗客定員128人で、これまでの基準では認められなかった最後軸で駆動する「プッシャータイプ」、1軸10tに規制されていた軸重を緩和するなど、規制緩和の賜物といえそうな仕様。

2006/9/15 UP! 神奈川中央交通 ツインライナー(2005年式)(TS)

N4421型 全長17,990mm/全幅2,500mm/全高3,070mm/MAND2866LUH25型(360ps)

撮影/AZ・あずみ野観光バス様、SSS・SSサロン様、 MS・MS513RA様、KJ・京都人様、QS・Qpistar様、GK・銀河急行様、SIN・シンコー様、ST・S.T様、TS・東海三郎様、 NA・NARAKO様、BA・ばすずき様、HT・HT225AA様、 HI・HIMAJIN様、BU・ぶうちゃん様、FU・ふくふく号様、FT・F・T様、WT・W・T様

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